埼玉県立三郷北高等学校における健康経営の学習の取組を紹介します。
2025年11月27日(木)、埼玉県立三郷北高校において、3年生約240名を対象に「健康経営」をテーマとした授業が行われました。本授業は、高校生がこれからの社会の変化を知り、「働くこと」や「社会との関わり」を自分事として考えることを目的として実施されたものです。
授業のねらい
1.社会と自分のつながりを意識する
国や企業が「健康経営」を推進する背景を理解し、社会の仕組みや課題を自分の生活・価値観と関連づけて考える。
2.自分の言葉で未来を描く
理想の会社像・社会像をグループで議論し、「こんな会社なら働きたい」「こんな世の中になったらいい」を具体的に言語化する。
授業の様子
授業の前半では、経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課より、国として健康経営を推進する背景や考え方について説明がありました。健康経営の概要に加え、企業が従業員の健康や働きやすさに投資することで、結果として企業価値の向上や持続的な成長につながっている具体的な事例が紹介され、「健康に働くこと」が社会全体にとっても重要なテーマであることが伝えられました。
また、働き方に関する価値観が、かつての「長時間働くことが当たり前」という時代から、「自分の生活や健康を大切にしながら働く」方向へと変化していることについても触れられ、生徒たちは身近な大人の働き方を思い浮かべながら話に耳を傾けていました。
後半のワークでは、各クラスごとに「働き方のイメージ」「ライフプランの中での働くこと」「健康に働く未来」について意見交換が行われました。生徒同士の対話を通じて、「安心して働けること」「自分らしさを大切にできること」「無理なく働き続けられること」など、健康経営に繋がる多様な視点が挙げられました。
経済産業省や健康経営に取り組む企業がファシリテーターとなり、各クラスの意見発表に対して講評を行うことで、生徒一人ひとりが描いた将来像を社会や企業の動きと結びつけて考える機会となりました。
授業を通して
授業後のアンケートでは、多くの生徒が「将来に対して前向きなイメージを持つことができた」と回答しており、健康経営を通じて「健康に働くこと」を自分自身の生活や人生の延長として捉え直す姿が見られました。
本授業は、健康経営が企業にとって重要な視点であると同時に、働く人一人ひとりの健康を支える社会的な取り組みであることを、次世代に伝える機会となりました。
今後も、健康経営の考え方が若い世代にも拡がり、誰もが健康でいきいきと働き続けられる社会の実現に繋がることが期待されます。


